小学生の頃見学しに行った神社

小学生の頃、地域と触れ合おうみたいな行事で睦神社に見学しに行ったことがあったのをふと思い出したので、睦神社について書きます。

 

埼玉県さいたま市南区白幡にある睦神社は静岡県富士山本宮浅間大社が総本山で、さいたま市浦和区にある調(つきのみや)神社の兼務社だそうです。睦神社は大字浦和良別所(現在のさいたま市南区別所)の村社稲荷社と大字浦和領辻(現在のさいたま市南区辻)の村社熊野社、大字文蔵(現在のさいたま市文蔵)の村社神明社及び各境内社、大字白幡(現在のさいたま市南区白幡)から諏訪社と八幡社を合祀して出来た神社で、1909年に大字浦和領別所から神明社、十羅神社、稲荷社(三社)、第六天社(二社)を合祀して1911年に睦神社と改名されたそうです。

 

祭神は木花開耶姫命(コノハナサクヤビメノミコト)で、安産・子育ての神様とされ、名前の通り花の女神で美人だそうです。天照大御神の孫である瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)の妻でもあります。

 

また睦神社はさいたま市指定有形文化財である石尊講木製奉納太刀(せきそんこうもくせいほうのうのたち)の所有者でもあるそうです。睦神社に伝わる奉納太刀で安永5年の銘を持ち、長さは3.31メートル。石尊講は神奈川県の大山阿夫利神社で信仰されていた「出世の神である一方、「あふり」が「雨降り」に通ずるとされ雨乞いの対象にもなっていたそうです。睦神社ではこの奉納太刀を境内の池に立てて雨乞いをしていたと言われています。

 

小学生だった当時はそんな歴史背景はしらず、ただ単に「学校周辺にある神社」という認識しかありませんでした。この神社に見学しにいった時のことは、ぼんやりとしか覚えていませんが、はっきりと覚えているのは同級生に境内にある池で「河童を見た」と言っていた子が何人かいたことです。確かに境内にある池には「この池には河童がでます」という看板が立てられていたように記憶していますが…。

 

 

睦神社 - Wikipedia

さいたま市/文化財紹介 石尊講木製奉納太刀