夏なので…(怖い話)

また猛暑日が続きますね。熱中症にはお気を付けください。

 

さて、夏なので今回は少しヒヤッとする話をしたいと思います。要するに私が体験した心霊体験らしき出来事についての話です。あくまでも心霊体験「らしき」出来事なので、もしかしたら寝ぼけていたのか気のせいだったのかもしれませんが。

まず一つ目。小学生の頃の話です。体育の授業が終わった後に手洗いうがいのために水道場に行って手を洗っていた時のこと。誰かに足首を掴まれたような感触がしました。ほんの一瞬のことでしたから足元を見ても何もなく、この時は同級生が後ろに並んでいた上に結構混んでいたので、誰かがいたずらしたんだくらいにしか思いませんでした。でも、よくよく考えればいきなりしゃがんでそんなことすれば誰かが何か言うはずだし、そもそも後ろに並んでいた子とはそれほど仲がいいというわけでもなかったので、冗談でもそんないたずらはされないはずです。もうかなり昔のことなので足首を掴まれたということ自体記憶違いかもしれませんが。

 

二つ目。高校の頃の話です。夜中に寝ていたら突如「ヒヒヒッ」という笑い声が聞こえて目が覚めた途端に金縛りにあい体を動かすことができなくなりました。そうしている間にも「ヒヒヒッ」という笑い声は聴こえ、それは寝ていたベッドの足元からするようでした。その笑い声の主が足元から次第に枕元まで移動してくるような気配がし、上に引っ張られるような感覚に襲われました。金縛り状態なので体は動かせず、どうにか体に力を入れて抵抗していたように記憶しています。その間もずっと「ヒヒヒッ」という笑い声はしていました。そんな攻防を繰り返しているうちに、ふと気づけば朝になっていました。一体何だったのかは今でもわかりません。そもそも当時使っていた部屋は以前から何となく嫌な感じはしていたのですが、その正体があの笑い声の主だったのかも定かではありませんし、もしかしたら夢だったのかもしれません。その嫌な感じも部屋を改装した途端にしなくなったので、寝ぼけていた確率の方が高いですね。

 

三つ目。大学生の頃の話です。夜中にトイレにいって用を足して手を洗い、トイレから出ようとした途端に悪寒が走り肩越しに誰かにのぞき込まれているような気配がしました。逃げるようにしてトイレから出てベッドに潜り込むまでその気配は消えませんでした。その後は特に金縛りに遭うこともなかったので気のせいだったのかもしれません。

 

四つ目。これも大学生の頃の話です。夜中にふと目が覚めると金縛りなのか体が動かず、ふと足元を見るとボヤーッとした白い影のようなものが見えたような気がしたのです。その時は怖さのあまり目を瞑ってその影を見ないようにしているうちに特に何事もなく朝になっていました。白い影が見えたのは一瞬だったので、本当に白い影が見えたのかどうかわかりません。視力が悪いので何かと見間違えたかもしれません。

 

五つ目。これはわりと最近なのですが、一昨年の話です。体調を崩して寝込んでいた時のこと。妙に寝苦しくて魘されながら目を覚ますと、大きな口に手を噛まれているような感覚がしました。手の方を見ても夜中で部屋が暗かったため何も見えませんでした。寝ぼけていたのかもしれませんが、手を噛まれているという感覚が妙に生々しかったような気がします。

 

…以上が私が体験した心霊体験らしきたいけんです。やたらと気のせいだったかも、寝ぼけていたのかもと強調しているのは記憶に自信がないのと本当に心霊体験だったら嫌だなという気持ちからです。怖い話は好きな方なのですが実際に自分で体験するのは嫌と言う小心者なので。