本日9月29日は招き猫の日

本日9月29日は招き猫の日だそうです。その由来は、招き猫は福を招くといわれていることから、9月29日という日付を「く(9)る福(29)」と語呂合わせしたことのようです。いい夫婦の日(11月22日)といい、日本人って語呂合わせが結構好きですよね。さて、招き猫は福を招く縁起物と言われていますが、挙げている手が右か左かでその意味が変わってくるようです。またどちらを挙げているかによって性別もあるようです。右手を挙げているものは雄猫で金運や幸運を招き、左手を挙げているものは雌猫で千客万来や縁結びを招くと言われています。両手を挙げている招き猫はどちらも招いてくれるそうですが、性別は不明のようです。また、招き猫の挙げている手が高ければ高いほど遠くから福を招いてくれるそうです。ちなみに両手を挙げているものは「お手上げ状態」とも解釈できるので、「欲張りすぎきてお手上げになる」と好まない人もいるそうです。

招き猫は三毛猫であることがポピュラーのようですが、三毛猫以外の招き猫も見かけますよね。そのカラーによっても意味が違ってくるようです。まずどのようなカラーがあるのかというと、三毛、白、黒、赤、青、緑、黄、金、ピンクの8種類があります。三毛の招き猫が一般的な招き猫で、実際の三毛猫の方でも雄の三毛猫を乗せた船は沈まないと言われ、福を招く縁起物とされていました。白の招き猫には「開運」の意味があり、黒の招き猫は、昔、黒猫は「夜の暗闇でも目が利く=先を見通す」ということで福を招く福猫とされていました。そのため黒の招き猫には「厄除け」や「魔除け」の意味があるそうです。赤の招き猫は、「病を避ける」という意味を持つそうです。というのも、昔、疫病は疫神の仕業とされ、特に疱瘡(天然痘)は疱瘡神という疫神がもたらす病で、この疱瘡神に祈れば疱瘡には罹らない、もしくは症状を軽くしてもらえると信じられていました。赤い色は疱瘡神が嫌う色とされたため、疱瘡除けとして赤い御幣や赤一色で描かれた鐘馗(中国の神。日本では学業成就や疱瘡除けの神とされた)をお守りとして持つ、疱瘡に罹った患者の周りに赤い物を置く、生まれた子供が疱瘡に罹らないように赤い下着や赤いおもちゃなどを与えていたとう風習があったそうです。そんなことから赤い招き猫には「病除け」の意味があるのです。

青の招き猫はどうやら近年に登場したカラーのようで、その意味は「学力向上」だそうです。緑の招き猫も近年に出てきてようで、「家内安全」や「交通安全」といった意味を持つそうです。この他に両手を挙げたタイプの緑の招き猫には「学業成就」の意味があるようです。黄色の招き猫には金運を高めてくれる他に「運を開く」という意味があるようです。金色の招き猫はカラーのイメージ的に言わずもがな、黄色の招き猫よりも更に強い金運を招いてくれるそうです。ピンク色の招き猫も近年登場したカラーだそうです。ピンク色の招き猫にはそのカラーのイメージ通り、「恋愛成就」の意味があるようです。

参考

まねきねこの知識/まねきねこ 陶器

招き猫 - Wikipedia

疱瘡神 - Wikipedia

鍾馗 - Wikipedia